デンマ−ク・スウェーデン

高齢者福祉を体験する!

旅行期間:2000年5月14日(日)〜5月22日(月) 9日間

ご旅行代金 :468,000円

お一人部屋追加料金:76,000円

最少催行人員 :10名様

添乗員 :成田より全行程同行

利用予定航空会社 :スカンジナビア航空 等

利用予定ホテル:リッツ(オーフス)、スカンディック(ヨーテボリ)、グランド(ボロース)、

メルキュア(コペンハーゲン)または同等クラス

食事 :朝食7回、昼食5回、夕食4回

北欧の高齢者ケアには基本3原則があります。それは1.継続性の尊重、2.自己決定権の尊重、3.残存能力の活用です。どこの自治体を訪問しても、どこの施設を訪問しても、まずこの3原則が前提として語られます。すべてのケアはこの3原則を守りながら、実行されています。

また高齢者ケアは、できるだけ長く自宅での生活を続けることを目標にしています。老人たちも、住宅改造・デイケア・無料配送・ヘルパー・配食・訪問看護などのサービスを受けながらも、施設より自宅での生活を希望し、守っています。

施設には、自立できる高齢者を対象にしたサービスハウス、老人ホーム、病気や障害のために自立できない高齢者を対象にしたナーシングホームがあります。デンマークでは、両方の昨日を合わせもつ施設が多く、プライェイェムと呼ばれています。

スウェーデンではサービスハウスの建設を中止し、いまは内部を痴呆性老人グループホームやナーシングホームに分けて使用しています。かつては自立できた老人たちが超高齢になって自立できなくなったが、介護の継続性を尊重し、ナーシングホームに移すことなく暮らせるように考えた結果です。

スウェーデンではじまった痴呆性老人のグループホーム介護は、北欧各国に広まりましたが、デンマークでは約30万カ所に建設されただけで、独自のケアが主体になっています。

デンマークの高齢者センターは、デイケア、リハビリ施設、老人ホーム、ナーシングホーム、高齢者住宅、ヘルパー詰め所、配食サービスの拠点、訪問看護拠点、地域緊急アラームなどの居住部門及びサービスが一つに集まった施設です。オーフスでは人口2,500人に1カ所、市内に38のセンターがあり、緻密なサービスを提供しています。

このツアーでは、在宅と施設のサービスをできるだけ細かく視察していく予定です。

 

日程表

月日

発着地/滞在地

時間

日程

5月14日

(日)

成田空港 発

コペンハーゲン 着

コペンハーゲン 発

オーフス 着

午前

 

スカンジナビア航空にて出発。

コペンハーゲン到着後、列車でオーフスへ。

夜、オーフス到着。

ホテルへ。

<オーフス泊>

5月15日

(月)

オーフス

午前

午後

プライェイェム視察。

高齢者センター視察。

<オーフス泊>

5月16日

(火)

オーフス

オーフス 発

フレデリクスハウン

ヨーテボリ 着

午前

午後

夕方

補助器具センター視察。

病院視察。

夕方の列車にてフレデリクスハウンへ。

フェリーに乗換えてヨーテボリへ。

<ヨーテボリ泊>

5月17日

(水)

ヨーテボリ 発

ボロース 着

午前

午後

バスでボロースへ移動。

自治体職員の講義。

<ボロース泊>

5月18日

(木)

ボロース

午前

午後

在宅ケア、高齢者体操視察。

サービスハウス視察。

<ボロース泊>

5月19日

(金)

ボロース

ヨーテボリ 発

コペンハーゲン 着

午前

午後

夕刻

痴呆性老人グループホーム視察。

ナーシングホーム視察。

飛行機でコペンハーゲンへ。

<コペンハーゲン泊>

5月20日

(土)

コペンハーゲン

午前

午後

自由行動。

市内観光。

<機内泊>

5月21日

(日)

コペンハーゲン

コペンハーゲン 発

午前

午後

自由行動。

午後の飛行機で日本へ向けて出発。

<機内泊>

5月22日

(月)

成田空港 着

午前

 

午前、成田到着。

お疲れ様でした。

旅行主催:株式会社道祖神 運輸大臣登録旅行業757号

 

 

 

イタリア

協同組合方式の精神保健を学ぶ旅

旅行期間:2000年6月7日(水)〜6月16日(金) 10日間

ご旅行代金 :448,000円

お一人部屋追加料金: 64,000円

最少催行人員 :10名様

添乗員 :成田より全行程同行

利用予定航空会社 :アリタリア航空 等

利用予定ホテル:ジョリー(トリエステ)、アマデスス(ヴェネツィア)、ノボテル(ブレーシア)、

ホリデー・イン(ミラノ)または同等クラス

食事 :朝食8回、昼食5回、夕食5回

いま先進諸国では精神病院はほとんど解体され、入院していた人々は地域のグループホームや自宅へと戻って生活しています。それまでは治療という名目で看守つきで強制的に労働をさせられ、鉄格子がはまった窓の部屋に何十年も押し込められていました。

精神病患者の地域への移行あるいは人間性回復は、1971年にトリエステのサンジョバンニ精神病院長に就任した、フランコ・バザーリア医師と、彼を招聘した県代表のザネッティによって発案、実行されました。最初は医療関係者や裁判所などの反対がありましたが、行政の強い後押しの中で改革が進んでいきました。バザーリアの目標は1,000人を超す入院患者を全員退院させて地域で暮らしてもらい、地域ケアでその生活を支え、精神病院を必要ないものにすることでした。

彼は入院病棟を出身地別に分ける、地域に精神保健センターを設置する、拘束の廃止、電気ショック療法の中止などの改革を次々に考え、実行していきました。病院は80年代までに段階的に縮小され、いまでは初診と緊急だけ受けています。

改革に伴い協同組合が設立されました。これは、作業療法を治療のための労働ではなく、対価としての労働として捉える試みです。協同組合には、患者だけでなく看護婦や介護員を含む150人が加入しました。このためには患者の労働に対する意識改革も必要でした。いまでは農業、社会サービス、創造など5つの組合に分れ、市の清掃事業、運送、ポーター、製本、洗濯、レストラン、職員食堂、トリエステの視察プログラム作成などの事業を展開するまでになりました。

このツアーでは、トリエステの改革に学んだプレーシアも視察します。

日本の精神保健もいずれは地域が担う形になります。ただ、介護保険のように都合のいいように改悪された形で導入されないためにも、地域ケア化の真の狙いが何かをしっかり学ぶ予定です。

日程表

月日

発着地/滞在地

時間

日程

6月7日

(水)

成田空港 発

ミラノ 着

ミラノ 発

トリエステ 着

午前

 

アリタリア航空にて出発。

ミラノにて飛行機を乗換え、トリエステへ。

ホテルへ。

<トリエステ泊>

6月8日

(木)

トリエステ

 

協同組合、グループ住宅視察と

講義。

<オーフス泊>

6月9日

(金)

トリエステ

トリエステ 発

ヴェネツィア 着

 

夕方

 

精神保健センター、精神病院の科視察講義。

列車でヴェネツィアへ移動。

<ヴェネツィア泊>

6月10日

(土)

ヴェネツィア

午前

午後

市内観光

自由行動

<ヴェネツィア泊>

6月11日

(日)

ヴェネツィア

ブレーシア

 

列車でブレーシアへ。

<ブエーシア泊>

6月12日

(月)

ブレーシア

精神保健センターと作業所を視察。

<ブレーシア泊>

6月13日

(火)

ブレーシア

 

協同組合、リハビリセンター視察。

<ブレーシア泊>

6月14日

(水)

ブレーシア

ミラノ

列車でミラノへ移動

到着後、自由行動。

<ミラノ泊>

6月15日

(木)

ミラノ 発

午前

午後

自由行動。

午後の飛行機で日本へ向けて出発。

<機内泊>

10

6月16日

(金)

成田空港 着

 

朝、成田到着。

お疲れ様でした。

旅行主催:株式会社道祖神 運輸大臣登録旅行業757号

 

 

 

ノルウェー・デンマーク

北欧教育福祉視察旅行

旅行期間:2000年8月18日(金)〜8月26日(土) 9日間

ご旅行代金 :546,000円

お一人部屋追加料金:74,000円

最少催行人員 :10名様

添乗員 :成田より全行程同行

利用予定航空会社 :サベナベルギー航空 等

利用予定ホテル:メルキュア(コペンハーゲン),ステファン(オスロ)または同等クラス

食事 :朝食7回、昼食5回、夕食4回

北欧各国の法律は俗にフレーム法と呼ばれ、枠組みだけ定め、運用については各自治体の決定に委ねています。教育制度も同様で、自治体や学校によって方針が違います。

教育カリキュラムの大枠は国会が決め、教育省と自治体議会の教育委員会が手引書を作り、学校は目標達成の具体策を考えます。カリキュラムは人間の価値を最重要視し、知識を学ばせ、その知識が役立つようにすることを目標においています。学校には議員、父兄、生徒の各代表と校長からなる理事会があり、運営方針を決めます。校長は一般から公募され、教育委員会が人選します。校長はその年に何人の生徒を教育するか自治体と契約を交わし、その人数で学校全体の予算が決定し、教員と職員の雇用数を決めます。学校は3カ月に一度自治体に成績と財政報告書を提出する義務があります。授業料は無料、基礎学校は地方自治体から、高校は原則として県からの予算で運営されます。教科書は生徒に貸与し、学年がおわると学校に返却します。

義務教育は6〜16歳の間の9年間。3年ごとに区切り、さらに7年目から中学として別の校長を置く学校もあります。給食はスウェーデンとフィンランドが実施しています。

義務教育終了後では仕事がなく、ほとんどの児童が高校に進学します。高校は普通コースと20前後の職業コースがあり、国語、英語、数学、などの基本科目は共通必修。職業コースは実習に重点を置き、職業人と同じ技術を身につけることが目標になっています。

 

 

日程表

月日

発着地/滞在地

時間

日程

8月18日

(金)

成田空港 発

ヨーロッパ内都市 着

ヨーロッパ内都市 発

コペンハーゲン 着

午前

 

サベナ航空にて出発。

ブリュセルで乗り換えてコペンハーゲンへ。

ホテルへ。

<コペンハーゲン泊>

8月19日

(土)

コペンハーゲン

午前

午後

国際国民高等学校視察。

自由行動。

<コペンハーゲン泊>

8月20日

(日)

コペンハーゲン

 

市内観光

<コペンハーゲン泊>

8月21日

(月)

コペンハーゲン

午前

午後

保育園視察。

基礎学校視察。

<コペンハーゲン泊>

8月22日

(火)

コペンハーゲン

コペンハーゲン 発

オスロ 着

午前

午後

夕方

高齢者施設視察。

高校視察。

飛行機でオスロへ移動

<オスロ泊>

8月23日

(水)

オスロ

午前

午後

基礎学校視察。

教育省視察。

<オスロ泊>

8月24日

(木)

オスロ

午前

午後

児童NGO視察。

平等視察。

<オスロ泊>

8月25日

(金)

オスロ

オスロ 発

ヨーロッパ内都市 着

ヨーロッパ内都市 発

午前

自由行動。

昼の飛行機で日本へ向けて出発。

<機内泊>

8月26日

(土)

成田空港 着

午前

 

午前、成田到着。

お疲れ様でした。

旅行主催:株式会社道祖神 運輸大臣登録旅行業757号

 

 

 

 

 

 

 

スウェーデン・デンマーク

障害児教育視察旅行

旅行期間:2000年8月19日(土)〜8月27日(日) 9日間

ご旅行代金 :546,000円

お一人部屋追加料金:69,000円

最少催行人員 :10名様

添乗員 :成田より全行程同行

利用予定航空会社 :スカンジナビア航空 等

利用予定ホテル:メルキュア(コペンハーゲン),オーデン(ストックホルム)または同等クラス

食事 :朝食7回、昼食5回、夕食4回

 

北欧では、障害児が生まれると自治体に登録され、まず両親教育から始められます。例えばスウェーデンでは、全国に5ヵ所あるハビリテーションセンターに家族が呼ばれ、2週間程度の検査と教育を受けます。ノーマリゼーションという言葉から、北欧では障害児と健常児が一緒に学ぶとの誤解がうまれしたが、障害児は少しの例外を除き、障害児専門の保育園、障害児と健常児との統合(共生)教育をしている学校で生活し、教育を受けます。但し、例外はいくらでもあります。一番重要なのは管理する側ではなく、教育を受ける子供なので、柔軟に対応します。

ストックホルム県には統合教育を実施している基礎学校は4校で、身体障害児のみを受け入れています。基本的な授業は障害児クラスで受け、一緒にできそうな授業だけ個人ヘルパーをつけて普通クラスで受けます。知的障害児は別の特殊学校で授業を受けます。

デンマークの北シェラン県で統合教育をしているグリュモーセ基礎学校では、知的障害児も受け入れています。かなり重度の子供もおり、ほとんど1対1の教育です。校庭や食堂などの共通の場ではともに生活していますが、補助教員がいつも一緒にいます。

視覚障害児は基礎学校で統合教育を受けています。しかし重複視覚障害児は特殊学校があります。聴覚障害児は専門の学校で学んでいます。普通学校では身体障害児との統合教育を実施しているところがあります。また障害児を専門に教える国民学校もあります。

 

 

 

日程表

月日

発着地/滞在地

時間

日程

8月19日

(土)

成田空港 発

ヨーロッパ内都市 着

ヨーロッパ内都市 発

ストックホルム 着

午前

 

スカンジナビア航空にて出発。

コペンハーゲンで乗り換えてストックホルムへ。

ホテルへ。

<ストックホルム泊>

8月20日

(日)

ストックホルム

午前

午後

市内観光。

自由行動。

<ストックホルム泊>

8月21日

(月)

ストックホルム

午前

午後

ハビリテーションセンター視察。

小学校視察。

<ストックホルム泊>

8月22日

(火)

ストックホルム

午前

午後

グループホーム視察。

補助器具センター視察。

<ストックホルム泊>

8月23日

(水)

ストックホルム 発

コペンハーゲン 着

コペンハーゲン

午前

午後

飛行機でコペンハーゲンへ。

到着後、市内観光

<コペンハーゲン泊>

8月24日

(木)

コペンハーゲン

午前

午後

特殊保育園視察。

小学校察。

<コペンハーゲン泊>

8月25日

(金)

コペンハーゲン

午前

午後

障害児家庭訪問。

作業所察。

<コペンハーゲン泊>

8月26日

(土)

コペンハーゲン

コペンハーゲン 発

午前

午後

自由行動。

午後の飛行機で日本へ向けて出発。

<機内泊>

8月27日

(日)

成田空港 着

午前

 

午前、成田到着。

お疲れ様でした。

旅行主催:株式会社道祖神 運輸大臣登録旅行業757号